『無手無冠の男―ダバダ火振という奇跡』書影
NONFICTION / ノンフィクション

それでも男は、四万十川の未来を信じた

無手無冠の男―ダバダ火振という奇跡

著者/依光 隆明

借金7億円。誰も信じなかった栗焼酎。誰もやらなかった無農薬米。
栗焼酎「ダバダ火振」を全国ブランドへ育てた山本彰宏と、妻・紀子の物語。

FORMAT / EDITION
単行本
1,800円+税本文256ページ+口絵4ページ四六判・上製
ISBN 978-4910805221
ABOUT THE BOOK

書籍内容

高知県四万十町大正の小さな酒蔵「無手無冠(むてむか)」。四代目となった山本彰宏は、四万十川の米、栗、そこで暮らす人々に足場を置いた酒造りを目指した。

経営を引き継いだとき、待っていたのは7億円の借金。倒産の瀬戸際にありながら、彰宏は常識に縛られない発想と並外れた行動力で理想の地酒造りに突き進んでいく。多くが徒労に終わる中、奇跡のように生まれたのが栗焼酎「ダバダ火振」だった。

やがて「ダバダ火振」は全国ブランドへ。奇跡の栗焼酎はいかにして生まれたのか。山本彰宏、紀子夫妻と「無手無冠」の歩みを追ったノンフィクション。

一緒におればおるばあ、味のある人やった。
ほんと男の中の男やった。――山本紀子
AUTHOR

著者紹介

依光 隆明 (よりみつ・たかあき)

1957年高知市生まれ。1981年、高知新聞社入社。中芸支局長、室戸支局長、東京支社編集部長、社会部長、編集局次長などを歴任。2008年12月に朝日新聞社へ移り、水戸総局長、特別報道部長などを務め、2022年3月に退職。

2001年、高知県庁の不正融資を暴いた「県闇融資報道」の取材班代表として日本新聞協会賞を受賞。2012年には福島第一原発事故を追った「プロメテウスの罠」の取材班代表の一人として、2度目の日本新聞協会賞を受賞。現在は高知市在住で、地域ニュースサイト「News Kochi」のメンバーとして活動している。

著書・共著に『白球黄金時代』『黒い陽炎―県闇融資究明の記録』『プロメテウスの罠』など。