新書化に寄せて
高知新聞編集局長 中平雅彦
元高知新聞社会部長(現朝日新聞特別報道センター長) 依光隆明 プロローグ
発端
百条委
伏線
捜査
同和行政
公判
エピローグ
あとがき
資料
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(本文より)
平成九年の春、一つの風評が県庁内から漏れ伝わってきた。「何かとんでもないことが庁内で起きているらしいぞ」 風評の元をたぐると県庁内のある末端職員に行き着いた。この職員は、悩み抜いた末に外部の知人にこうほのめかしていた。「僕は…。怖い」何が怖いのか、知人が問いただした。しかし答えない。何度か問い掛け、やっと「融資」「縫製工場」「南国市」などのキーワードを聞き出していた。のちに取材班を構成する記者の一人が、この知人から直接これらの話を入手する。これが、長い長い取材活動の発端だった。 |